兵庫大学が位置する加古川市北部にある加西市。加西市役所の健康課に所属し、運動指導員として活躍する坂口智康さま。 市内公共施設での運動教室や出前講座で、生活習慣病予防やフレイル予防のための運動指導など、市民の健康づくりの推進に携わる坂口さまに話を聞きました。
大学2年生からサッカー部に所属していたので、学生時代の思い出といえば、サッカーですね。特に4年生になると単位をほぼ取得し終えていたので、サッカーをするためか友達と遊ぶために大学に来ていました(笑)
在学当時の健康システム学科は1学年30人ほどの学科でしたから、全員の名前と顔が一致する関係で仲が良かったです。体を動かす授業が多く、色んなスポーツを体験した記憶があります。授業の合間もグラウンドや体育館でスポーツすることが多かったですね。それか食堂に集まって駄菓子を食べながらワイワイしてました。当時はまだ2階のコンビニがなかったんですよ。キャンパス内にコンビニがあるなんて、今の学生が羨ましいです。
現在、現代ビジネス研究科に大学院生として通っています。私が勤務する加西市は兵庫大学と包括連携協定を結んでおり、健康づくりの分野においても連携しています。具体的には多様な事業で収集したデータをもとに市民の健康づくりへの効果を解析、検証する研究に取り組んでいます。
このような行政と大学の共同研究に市役所の職員として市民の健康づくりを推進する立場から関わることになり、研究への興味関心が高くなったことが大学院で学ぶことを決めた1つの理由です。また、兵庫大学の大学院であれば、共同研究でお世話になる先生方もいらっしゃるので、業務に直結する研究が行いやすくなると考えました。それに加え、市役所の業務に大きく関わる公共政策や地方創生、DXといった多様なテーマについて学べることが母校の大学院である現代ビジネス研究科で学ぶことを決めた大きな理由です。
学生が食堂に集まるのは、時代を超えて変わらないんですね(笑)。通っていた当時と大きく違いを感じたのは、在学中は送迎バスがなかったように思います。私は自宅から通っていたので、最初の頃は通学用の自転車を購入して駅と大学を往復していました。上級生になって大学に登校する日数が週1〜2日程度になると、車でも通っていた記憶があります。当時はクラブごとに1台分の駐車場を確保できて、そこに駐車していたかな。
加西市役所の職員の立場からみると、播磨地域の地域密着型大学という印象があります。さまざまな取り組みをされていて、地域貢献に取り組む意欲が旺盛であると同時に、地域に貢献できる人材育成にも積極的だと感じています。
これまでに共同研究の一環で実施した体力測定会を兵大生にお手伝いいただくことがありましたが、しっかりと市民の皆さんとコミュニケーションを取りながら、測定や指導に取り組んでくれていたので感心しました。
自分の母校が30年の歴史を刻んできたことは本当に誇らしく思います。これまで兵庫大学や兵庫大学短期大学部は、看護師や管理栄養士、運動指導員、保育士、教員など、専門的な資格や技術を持つ人材の育成に力を入れてこられたと思います。これからも播磨地域の発展や活性化に欠かせない人材を輩出し続けていただければと思います。今後は、専門的な資格や技術に加えてデジタル領域の知識を備えていれば、あらゆる業界で即戦力の人材になれます。ぜひ社会に不可欠な人材を輩出し続けていただき、今後も播磨地域に欠かせない大学であり続けてください。