INTERVIEW

卒業生インタビュー

地主 祐樹様

地主 祐樹

Chinushi Yuki

兵庫大学

社会福祉学科
2016年卒業 (4期生)

大学も学生も卒業生も、
常に「ありがとう」の姿勢を大切に。

社会福祉協議会は、地域のボランティア活動や町内会活動の推進、子どもたちの教育支援や家庭への生活支援など、さまざまな地域福祉活動に取り組んでいます。地域の人々に寄り添い『ささえあい 地域で見守る まりづくり』を推進する加古川市社会福祉協議会で活躍する地主さまに話を聞きました。

矢印

学生時代を振り返って

私自身、多くの人をまとめたり引っ張ることが決して得意な人間ではありませんでした。しかしながら、大学入学後、大学祭で仲間をまとめる役割を担ったり、バレーボール部を仲間と立ち上げる機会に恵まれたんです。集団の先頭に立ったり誰かと誰かの間を調整したり、それまでの自分では考えられない役割を経験できたことは、兵大で学んでいたからこそ。加えて、誰にでも「あるべき姿」だけを掲げて自分の完璧を求める考え方から、「とりあえずやってみる」精神の大切さや相手の立場、できる範囲の努力を認める考え方に変わったのも、大学生活での経験や仲間の存在のおかげです。学生生活を通じて、心の余裕を考える人間に成長できたと思います。

地主 祐樹様 学生時代を振り返って画像

学生時代の学び

学生時代の出来事で特に思い出に残っているのは、東日本大震災の震災後に復興ボランティアとして宮城県で活動したときのこと。高齢者の皆さまの話し相手をするボランティアだったのですが、高齢者の皆さまの話に耳を傾けてコミュニケーションを重ねるだけで、とても感謝していただいたのを覚えています。
また、社会福祉士の資格を取得し、卒業後は社会福祉協議会で働きたいと考えて社会福祉学科に入学しました。資格取得に必要な実習先が働きたかった社会福祉協議会だったり、豪雨災害のボランティア支援を実習の一環として経験できたことは、私の人生の中でとても貴重な経験となりましたし、現在の仕事につながっています。

学生時代のキャンパスの様子

あまり大きく変わっていないと感じます。私が在学していた当初も緑が多くて、食堂がある建物の周辺に多くの学生が集まっていました。そういえば、食堂1階の照明が今よりも暗かったように覚えていますがどうでしょう?私が卒業してから、食堂が明るくてオシャレになったのは間違いないですね(笑)。一番変わった印象を受けるのは、海外の学生が増えたことですね。

地主 祐樹様 学生時代のキャンパスの様子画像

現在の大学のイメージ、印象

兵庫大学のように住宅街の中にある大学は、あまり多くないですよね。私自身も仕事で兵庫大学の学生と関わる機会があり、「地元に密着した大学」というイメージを強く感じています。そう考えている地域住民の皆さんが多いのではないでしょうか。地域との関わりが多い大学ですし、将来の目標や自身の未来像を明確に描いている学生が多いと感じます。そういった学生が多いのは、地域にお住まいの皆さんも何だか心強いですよね。
また、学部や学科が増えたり名称が変わったりするところも、個人的には「時代に合わせて柔軟に変化していく」という大学の意欲の表れだと感じています。

地主 祐樹様 現在の大学のイメージ、印象画像
地主 祐樹様

大学30周年、短期大学部70周年を迎える母校にメッセージ

このたびは大学30周年おめでとうございます。大学のキャッチコピーに「ありがとうのプロフェッショナルへ。」とあるように、大学が「ありがとう」をテーマにする姿勢は素晴らしいと思います。この姿勢は今後も大切に継続してほしいですし、私も卒業生として意識し続けていきます。今後も、地域住民の皆さんや地域を支える人々から信頼される大学をめざし続けていただき、私自身も卒業生として微力ながら貢献できればと思います。在学生の皆さんも卒業生も、誰もが「私は兵大生です!」と胸を張って言える活動や行動を続けていきましょう。

https://soritsu30-70.jp/

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